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aiQ-index 開発者BLOG

2018-03-15

aiq-index

バックテスト: aiQ-Index (SNSセンチメント) を用いた投資戦略

図表1: aiQ-Indexを用いた投資戦略のリターン(バックテスト)

#1 #2 #3 #4 #5 #1-#5
年率リターン 45.0% 25.9% 24.0% 19.4% 12.5% 32.5%
年率R/R 1.21 0.99 0.95 0.78 0.52 1.33

母集団を株価とセンチメントの乖離率で5分位に分け、各分位の株価リターンを日次で計測。センチメントに比べて株価が割安なグループ(#1)で株価リターンが大きく、#1をロングし、#5をショートした場合のリターンは年率32.5%、R/Rは1.33

概要

aiQ-Indexでは、SNSセンチメントの投資情報としての有効性を検証するため、株価リターン・シミュレーション(バックテスト)を行っています。この投稿では手始めにセンチメント指数と株価の乖離を利用した以下の非常に単純な戦略を実験します。

実験した戦略の概要は以下の通りです。
(株価 – SNSセンチメント指数) の大きさで母集団を5つ(#0 – #4)に分け、それぞれの株価リターンを計測
– #1: SNSセンチメントに比べて株価が低く、割安とみられる銘柄
– #5: SNSセンチメントに比べて株価が高く、割高とみられる銘柄
リバランス: 日次(14時59分時点の値で売買注文)
期間: 2015年1月~ 2018年2月のデータを使用
母集団: 229銘柄(β版の全企業)
Quantopian (バックテストツール)を利用して算出

結果

結果は上図の通りで、想定通り最も株価がセンチメントに比較して割安な”#1”グループのリターンが最も高くなっています。#1をロングし、#5をショートする戦略のリターンである”#1 – #5”のリターンは年率32.5%、R/Rは1.33と非常に高くなっており、しかも時期に依らず安定してプラスのリターンを得ていることが分かります。

SNSセンチメントが将来の株価と相関を持つ理由や、より詳細なバックテスト結果(勝率やドローダウン)については、また別の記事で紹介していきたいと思います。

 

まとめ

今回はaiQ-Indexのセンチメントを利用した投資戦略の有効性について紹介しました。SNSの書き込みには一定の市場予想効果があり、センチメントに比べて株価が割安な銘柄を買い、割高な銘柄を売るロングショート戦略で年率32.5%と高いリターンが期待できることを示しました。この結果から例えば、「有望な銘柄を見つけた場合にセンチメントによって買いのタイミングを決める」、「センチメントと株価の乖離が大きい銘柄を見つけて投資する」といった活用が考えられ、後者の目的には、毎日送られるaiQ-Indexのランキングや乖離が一定値を超えた時点で送られるアラート機能が活用できます。

勿論、aiQ-Indexのセンチメントだけではなく皆様の銘柄選択を組み合わせることでより高いリターンも期待でき、様々な活用方法を実践いただければ幸いです。

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